でも
雨音の事もちゃんと
紹介したいしなぁ…
俺ら、いつかは
結婚するんだし…。
やっぱり
認めてもらわないとな。
俺はタオルで体を軽く拭くと着替える。
すると
「響君、いる……?」
雨音の声が脱衣所のカーテンの方からする。
……あ……
起きたんだ…。
大丈夫なのか?
雨音……
「ごめんね。私、酔うとおかしくなるみたい。早苗も言ってたけど。嫌になった……?」
雨音の泣きそうな声が聞こえる。
雨音……。
「着替えたから入っていいぞ。」
俺は雨音に言う。
すると
「……うん…」
雨音は暗い声で答えると入ってきた。
雨音、記憶あるのかな?
「ごめんね?私、響君に嫌われちゃったかな…?」
雨音は俺に聞く。
……う……
そんな涙目で見つめられるとやばい。
雨音、可愛すぎ……。


