すると
「じゃーん!!」
……あ……
雨音はそう言うとケーキの箱を開けた。
ケーキの上には苺やみかんなど、色々なフルーツが乗っていて、真ん中にはサンタとトナカイの人形。
「可愛いでしょ?クリスマスだからクリスマス風、誕生日ケーキにしてみました〜!!」
美味そう…
「雨音!ありがとう。」
俺が言うと雨音は笑う。
「食べよう。」
雨音はそう言うとケーキを取り分ける。
「はい、響君は大きいの。」
雨音はケーキを皿に取り分けると俺に渡し、そう言う。
「おぅ。」
美味そう…
俺は一口食べる。
すると
………あ………
やば……
「めっちゃ美味い…」
俺は雨音に言う。
俺が言うと雨音は笑い、雨音もケーキを食べる。
「うん!美味しい!」
雨音は食べると言う。
幸せだな……
雨音と過ごす初めての
誕生日……。


