「なぁ、響。お前が1番会いたいのは誰だ?1番……大切な奴は誰だ?」
叔父さんが俺を真っ直ぐ見つめ聞く。
俺は………
「叔父さん、雨音の居場所分かるか…?」
俺が聞くと叔父さんは笑った。
俺は叔父さんから雨音の住んでいる家の最寄駅を聞いた。
家まではわからないが
駅だけは叔父さんは知っていた。
会えるかわからないのに…
俺は
家からかなり遠く離れた
その場所へ
君を探しに行く。
雨音は
違う男と幸せになってるかもしれない。
でも
もしそうだとしても
会いたいんだ…。
会って
伝えたい事はいっぱいある。
寝ないでずっと
君を探した。
頭に浮かぶのは
ただ雨音の笑顔だった。
会えたなら
すぐに君を抱きしめるだろう。
俺は
何度生まれ変わっても
雨音に恋をするだろう。


