泣きすぎちゃう……。
「本当泣き虫。」
響君はそう笑って私に言う。
響君のせいなんだよ?
私をこんなに泣かせて…
嬉しくていっぱい泣いたのは
初めて………。
「痛ーっ!!」
「ひ、響君大丈夫!?」
響君は野菜を切ってる途中、指を切る。
手伝わなくても
いいって言ったんだけどね。
――響君は私のお手伝い中。
せっかくの誕生日なのに。
「もう〜」
私は響君の指を舐める。
すると
「あ、雨音!?」
響君は顔が赤い。
……あ……
私ってば何やってんだろ。
「ば、バンソウコウ持って来る。」
私は響君に言う。
すると
「雨音にこんな事されるとやばいな。」
響君が私に笑って言う。
響君やばい……
攻めモードだ……。


