期待してた言葉が
響君の口から出た。
響君……。
「うん。」
私は笑って答える。
あー…幸せだな。
ずーっと
夢だった事が叶うんだから。
「俺さ、叔父さんの仕事手伝う事になったんだ。だから立派になったらさ…」
立派になったら……?
「……結婚してくれ。」
響君が私に言う。
あー…私…
本当、また泣いちゃうよ…
「……うん。」
私はそう言うとまた涙を流す。
「雨音、今日泣きすぎ。」
響君は私の涙を指で拭き笑って言う。
「ひ、響君のせいだよ…」
響君に私は言う。
響君が私を泣かせるの…
「ほらほら、夕飯作ろう?俺も手伝うから。」
響君は私の頭を撫で言う。
あー…
今日は最高すぎるよ……。


