「雨音、ずっと側にいてやるから。」
響君が私に言う。
響君……。
「…うん…」
あー…でも
この雰囲気やばいよ。
二人っきりだし……。
「雨音、いい…?」
響君は私に聞く。
……う……
「だ、だめだよ。それは…」
私は響君に言う。
「へぇ。俺の言う事聞くって約束破るつもりなんだぁ…」
響君が言う。
……う……
「わ、私…」
「俺の誕生日なのに、良い気分にさせてくれないんだ?」
響君が言う。
ひ、響君〜。
「だ、だめ……」
「…俺が嫌?」
「ち、違うよ…」
「じゃあいいだろ?」
「……う……」
あー…
響君に迫られると
断れない……。
私って弱いなぁ…
やっぱり
響君にだけは敵わない。


