ずっとずっと
想って生きてきたんだ
この7年……。
「響君、おかえり。」
「…ただいま。」
響君は笑って言った。
「えーっと、生クリームと…」
「雨音、何買ってるんだ?」
私と響君はスーパーへ。
「…ん?ケーキの材料。」
私はそう答える。
「え?ケーキ?」
響君が聞くと私は笑う。
「今日、誕生日でしょ?だから作ってあげる。」
だって
今年は幸せな誕生日と
クリスマスだから。
「雨音…」
「さーてと、これくらいかな?買って来るね!」
私はそう言うとレジに向かった。
本当に今日は幸せだ。
響君にまた会えた…。
もう
離れたくない……。
「お邪魔します。」
「どうぞ。」
買い物が終わると私は響君と家に帰る。


