悪魔な彼とのヒミツな恋!?



ちゃんとあるんだ。


キスしてるって感覚。


夢じゃない………。





「雨音、泣きすぎ。」


キスが終わると私はずっと泣く。


そんな私を見て響君は笑う。


「だ、だってぇ…」



信じられないんだもん。


響君が


私の前に戻って来る
なんて……



「俺、人間になったんだ。」


響君が笑って言う。


「こないだ悪魔刑務所から出所したばかりの魔女に叔父さんが頼んだわけ。ラーゴの俺を救う方法を教えてくれって。」


「……え……」



「…人間になれば俺は生きられるんだって。でもその魔術を知ってるのはその魔女だけだったんだ。」


「…そうだったんだ…」



だから


響君……


「これからはずっと一緒にいられる。」


響君は私を抱きしめ言う。


「響君……」



すっごく


幸せだよ………。



ずっと


会えないのかなって
思ってたから。