“またな、雨音”
またな…って…
涙が止まらなかった。
響君
私、生きるよ…。
だから見てて。
響君は今
側にいますか?
私も
ずっとずっと愛してます。
後悔なんかしない。
私も出会えて本当に
良かったよ……。
響君…
またね……。
「雨音〜!!」
「久しぶり。あと、あけおめーっ!!」
――次の日から私は頑張って学校に行く。
「聞いたよ?黒澤君、転校だって?」
早苗が私に聞く。
「……うん…」
大丈夫…。
私、堪える。
「よし、放課後カラオケ行くか。雨音寂しいだろうし。」
「寂しくないもーん!」
「うそだぁ!それでへこんで休んでたくせに。」
「違うもん。風邪だったの!!」
大丈夫…
今日からちゃんと
笑って生きろ、私。