……あ……
私は部屋にカッターがある事に気付く。
響君……。
私はカッターに手を伸ばそうとする。
すると
………え………
いきなり部屋にある鏡から紫の光が……
もしかして……
「……雨音ちゃん!」
……あ……
中から出て来たのは響君の叔父さん。
「響君の叔父さん…」
「何考えてんだ!雨音ちゃんは死んでも悪魔のあいつとは一緒になれないんだよ。」
響君の叔父さんが言う。
……え……
「…あいつの分も生きろよ。頼むから。」
…そんなの…
「辛いんだよ?響君を忘れるなんてできない…」
無理……。
「俺も若くして恋人を失った!」
響君の叔父さんが言う。
「……え……」
「俺も人間と恋に落ちた。だけど彼女は病気で死んだ。まだ16才だったんだ。」
……え……


