「な、何言ってるんですか?」
冗談だよ…きっと…
「響君、起きて…?」
私は響君の側に駆け寄り言う。
だけど
身体が冷たい。
なんで……?
「ねぇ、響君…?」
返事してよ…
いつもみたいに笑ってよ。
なんで……?
「やだよ…響君……」
うそだって
夢だって
言ってよ……。
「ずっと一緒って言ったじゃん…。ねぇ?」
ねぇ
響君……?
「どうして…?」
私は涙をたくさん流す。
恐れていた事が
現実になったんだ…。
「どうして響君?勝手にいなくならないでよ。」
ちゃんとバイバイしてないよ?
なんで
勝手に………
「いやぁぁ!!!」
苦しい
痛い
辛い
私は1番大切な人を
失った………。


