――ピーンポーン…
「あれ?留守かな。」
何度鳴らしても誰も出ない。
響君に電話してみようかな?
すると
――ガチャ…
…あ!
「響君の叔父さん!」
響君の叔父さんが出て来た。
だけど
響君の叔父さんはかなり暗い顔をしている。
響君の叔父さん…?
「雨音ちゃん、中へおいで。」
響君いるのかな?
私は叔父さんに案内され
家の中に入った。
何だろう。
響君の家の悪い雰囲気が前より薄くなったように感じる。
――ガチャ。
私は響君の部屋に入る。
すると
……え……
響君の様子がおかしいのに気付いた。
寝てる?
倒れてる?
いや
これは……
「……死んだんだ。」
響君の叔父さんの声が後ろからした。
……え……