「雨音、響君からお届けものよ。」



お母さんが私に紙袋を渡す。


「響君からプレゼントだ!」


私はお母さんから受け取ると笑って言う。



私は袋を開き、中の物を取り出す。


すると


……あ……



「可愛い!!」


小さな靴下のストラップ。


クリスマスっぽい。


「可愛いわね。」


「うん!携帯につけようっと。」


お母さんが言うと私はそう言う。



「……あ!」


携帯にストラップを着けると私は思い出した。


そういえば、思い出アルバム埋まったんだった。


響君に報告しに行こう。


「お母さん出かけてもいい?」


私はお母さんに聞く。


「本当響君好きね。クリスマスだからいいわよ。」


「わーい!ありがとう。」


私は笑って言うと鞄に携帯とアルバムを入れ、家を出た。



まさか


あんな事になるなんて

知らなくて……。