「…ん…響く…」
雨音は寝言を言う。
雨音……。
帰りの電車の中。
雨音は俺の膝の上で爆睡中。
可愛い……。
もう
こうできるのは最後だ。
俺は雨音の頭を優しく撫でる。
雨音……。
ずっと
こうできたらいいのに。
それが
できない………。
「…あそこまででいいよ。」
「いや、家まで送る。」
「ありがとう。」
駅に着くと俺は雨音を送る。
もっと側にいたくて…
「あっという間に着いちゃったな…」
着くと雨音が言う。
「ああ…」
もう
これで……
そう思うとすごく辛い。
すると
「響君。」
「ん?」
雨音はマフラーを俺の肩にかける。
「クリスマスプレゼント。」
雨音は俺に笑って言う。


