ごめんな…
雨音……。
こんな俺で。
俺がいなくなったら
後悔するだろうな、
きっと。
こんな俺に出会った事を。
最悪の出会いだった…
……って。
「これ可愛いね。」
「ああ…」
体調が優れない俺に合わせて
雨音は買い物に行く事にした。
俺になんか気使わなくていいのに……
「あ、これ響君似合いそう。」
雨音はずっとニコニコしてる。
そんな雨音の笑顔が
俺は大好きだ。
ずっと見ていたい。
愛しい……。
「あ、近くにおしゃれなカフェあるらしいからさ。行ってみようよ。紅茶とか飲んだらきっと落ち着くよ。」
雨音が俺に言う。
「ああ…」
なぁ
雨音……
そんな可愛い笑顔見たら
俺
死ねねぇよ。
死にたくないよ。
生きたいよ……。


