「大丈夫だよ…俺は。予定通り出かけよう?」
俺は雨音に言う。
「なんで…そこまで…辛いでしょ?」
雨音は俺に聞く。
「辛く…ないよ。雨音がいる。」
俺は雨音に言う。
「朝ご飯、響君が食べれそうなもの探すよ。あ、あと後で熱さまシート買わなきゃね。」
雨音が言う。
雨音…
「いいのか?」
「無理…しないならね。」
俺が聞くと雨音が言う。
雨音……。
ごめん……。
もし
過去に戻れるのなら
俺は雨音に出会わない道を選ぶよ。
雨音が苦しまないように。
雨音、
俺は最低だ……。
最低最悪の彼氏だよな?
「大丈夫?」
雨音は俺の体を支えながら歩く。
「平気…。」
俺は雨音に言う。
朝食を食べ、着替えてチェックアウトすると俺は雨音と外へ出る。


