どうやら奴は鏡から来たらしい……
奴はルリア。
悪魔界で俺にしつこくつきまとってきた女。
うざいんだよな……
俺はモテる男らしいから色々な女から声かけられた。
だけど
こいつが1番しつこい。
紫色のショートヘアーに時々金色に光る瞳。
いつも露出しまくりな黒のキャミソールに短いスカート。
他の男から見たら、こいつは色っぽいし、可愛らしく魅力的。
でも
しつこいから俺は無理…。
「なんで来た?」
俺は嫌な態度をルリアにわざと見せ聞く。
「そんな嫌そうな顔しないでよー。あたしは響に会いたくて来たのに。」
「響ってのはやめろ。」
俺はルリアに言う。
「いいじゃない。あーあ…あたしも人間界に住もうかな…」
ルリアが言う。
「お前は来るなよ。狩りの邪魔だ。」
俺は一人が一番良いんだ。


