「大切にされてる証拠ね。」
お母さんが言う。
私はネックレスを見つめる。
“離れても繋がれる”
響君は
何でそんな事言ったのかな?
それが気になった。
愛されてる証拠か…。
「お父さんには内緒にするわ。あ、今度…家に連れて来てね?」
お母さんが私に言う。
「うん!」
私が言うとお母さんは笑った。
いつか
響君と二人で両親に挨拶して
許可とったら結婚したいなぁ…
響君のお嫁さんになりたい。
響君は
悪魔じゃなくて人間として私と暮らして…
そんなイメージが頭にたくさん浮かぶ。
この恋は
私の最初で最後の恋。
私は
響君しか見れないの…。
本当に好きで好きで
だから
痛みや苦しみもその分
たくさん
受けちゃうんだね……。


