「雨音、可愛かったなー♪」
俺は雨音に言う。
「もぉ…響君!!」
俺は笑う。
俺と雨音はおばけ屋敷を出ると、三年がやってるカフェに行く。
「美味しい!うちらのクラス負けたね…」
雨音が言う。
「大丈夫だよ。俺という客寄せパンダがいるから。」
俺は笑って言う。
「うわぁ…嫌な感じ!」
雨音が言う。
「だってモテるのは事実だし。」
「否定しないと男子に嫌われるよ?」
雨音が言う。
別にいいし。
雨音に嫌われなければ
誰に嫌われても。
「そういう雨音もモテるくせによ。」
「そんな事ないって。」
雨音は否定。
こいつが男女から嫌われないのはこういう所だろうな。
俺はなんか嫌われるんだよな。
とくに男子から。
まぁこんな性格だからか?
フレンドリーでもないしな。


