期待してくれると思ってたのに……
それからは
俺は頑張った。
魔術を他の奴らに負けないくらい強くしたくて……
今では結構強くなったと思う。
でも
他のラーゴに敵うかまではわからない……。
親とはあの事があってから関わりたくなくなってた。
俺の事を諦めてる…。
俺がラーゴであると知った一年後…
弟が誕生した。
弟の方を両親はずっと可愛がってる。
弟はラーゴでないから。
俺は
諦められてた…。
だから
悪魔界に帰りたくない。
親は俺の事なんかどうでもよくなってるよ…きっと…
友達なんかもいないし…
行く理由はない。
だから
俺は魔術学校を卒業してから
人間界に降りて、色々な所を転々とした。
話すといえば唯一、叔父さんくらいだ。
でも
叔父さんにもなんでも話すわけではない。


