「……雨音、お前本当可愛いな。」
響君は私を抱きしめる。
――ドキン…
「響君。」
ずっとこうしてたい…
なんて思った。
分かってたのかな。
何となく……
少しずつ迫ってくる悲しい運命を……
「雨音…」
「ひゃっ…」
響君はいきなり私の胸元にキス。
「だ、だめだよ。響君!」
私は響君から少し離れ、言う。
「なんで?」
「だ、だめだからだめ。」
「顔真っ赤だな。」
響君は私に言う。
「あ、暑いからだもん!」
私が言うと響君は笑う。
「じゃあいいだろ?」
響君は笑ってそう言うと私の首筋にキス。
「やっ…だ、だめだってば!」
私は顔をかなり熱くさせ言う。
響君!!
「ごめんごめん。雨音見てたらつい。」
「響君の変態。」
「はぁ!?」
響君が言うと私は笑った。