「今日も転校かよ。」
俺はずっとあちこちを転々としていた。
今日で人間界で言う高校二年になる。
俺は誕生日で死ぬ。
ラーゴはみんな同じ誕生日だ。
誕生日は12月25日。
クリスマスだ。
時間がない…。
早く見つけるんだ…。
俺は7才の時、親父にその運命を知らされてから苦しんでたから…
絶対長生きしてやるんだ。
俺は今日から通う高校に入る。
すると
「やめて下さい!!」
……え……
学校に入ると女の声が聞こえた。
俺はそこに向かう。
早朝のため、学校にはあまり人はいないからそこだけ目立ってた。
「いいじゃん。俺と付き合えよ。」
髪は金髪で立っていて、耳にピアスをいっぱいつけてる。
軽そうな男だ。
男は女に絡む。
女は…
―――ドクンッ
心臓が…
魂を感じた。
もしかしてこの女が……


