「うん…」


響君は初めての彼氏だもん。


だから


嬉しくて……



すると


「雨音、帰ろうぜ。」


響君が来た。


「あ、早苗バイバイ!」


私は早苗にそう言うと響君と帰る。



「雨音、今日…太田に告られてただろ?」


響君が私に聞く。


……あ……


「うん…。」


明日から夏休みだからか誘われたんだよね、映画。


私、響君の彼女なのに…


「…ぶっ飛ばして来ていい?まだクラスにいるみたいだし。」


響君が瞳を紫色にして私に聞く。


や、やばい…この瞳は…


「だ、だめだよっ…暴力は!」


私は響君に言う。


「わかったよ。」


響君が言う。


…ホッ。


だけど


「俺、独占欲強いから。」


響君はそう言うといきなり私にキスをした。


……え!?


ひ、響君っ……