俺が自分の運命を知ったのは7才の時……
『お父さん…何?』
俺は7才の誕生日に親父に言われたんだ…
『お前に大事な話がある…』
『うん?』
それまでは
事実を知らなかったから
我慢したりしてなかった。
だけど…
『お前は…あと十年の命だ。』
『……は?』
十年…?
『ラーゴって種族の話聞いた事あるか?』
親父は俺に聞いた。
『知らない…』
俺が言うと親父は話し始めた。
『ラーゴは何年かに一度生まれる、ある選ばれた種族だ。』
『選ばれた種族…?』
どういう事だ…?
『ラーゴは17才までしか生きれない。数名の内の一人以外は…』
『……え?』
『魔術学校を卒業したら人間界に降りて、たった一つの極上の魂をラーゴは手に入れないと長生きできない。』
『極上の魂…?』
何それ?


