「信じられないわ。ルークの力を止めるなんて…」
悪魔の女の子が言う。
「おじさん!響君は!?」
私は響君の叔父さんに聞く。
「ベッドで寝かせれば大丈夫だ。今の瞳を見たらもう大丈夫みたいだな。」
響君の叔父さんが言う。
「……え……」
それじゃあ……
「黒澤響に戻ったよ。雨音ちゃんの大好きな響に…」
………え………
「良かった。あれ?でも…」
響君が倒れたとたん痛みが消えたよ…?
「響だな。こいつが雨音ちゃんの痛みを吸い取った。」
「……え……」
「雨音ちゃん響に渡されて、磁石持ってただろ?」
響君の叔父さんが聞く。
「あ、はい…」
そういえば…
「その磁石をつけた雨音ちゃんが傷ついたら響がその痛みを吸い取るようになるんだ。」
「……え……」
「完全な悪魔化した響はその磁石の力をねじ伏せる事ができるが、響が元に戻ったらその磁石は使える。」
じ、じゃあ…


