「ひ、響君は最低だよ。私をこれ以上振り回さないでよ…」
私は痛みを抑えながら響君に言う。
「本当に大好きなんだよ…?響君は違うの…?」
私は涙を流しながら言う。
「何があっても離れない…。絶対、絶対……」
涙が止まらない。
大好きな人がこんな風になるなんて……
でも
ここで逃げたら
私も
響君も救われない。
だけど
「始末してやるよ。」
響君はにやっと笑って私の前に手をかざす。
魔術だ…。
私は
響君に殺されちゃうの?
本当に……。
そんなの
「やめてー!!!」
私は痛みを堪え必死に泣きながら言う。
すると
……え……
「雨…音…。」
突然、響君が私の名前を呼び倒れた。
……え……
「響君!?」
私は響君の元へかけ寄る。
響君!?


