「何があっても私…響君の隣にいるんだから!」
私はギュッと響君を抱きしめる。
だけど
「どけ。うっとうしいんだよ。」
響君が言う。
響君……。
「お前は俺にとってはただの獲物だ。」
獲物……?
「ルーク!!」
「……っ……」
急に体に痛みが来る。
響君を見ると
嫌な笑顔を浮かべてる。
響君じゃない……。
ただの悪魔だよ…。
前に他の悪魔にやられた時よりも
本当に強い力で……
苦しい……。
心も体も痛む。
「やめろ!ルーク!これ以上したらお前の1番大切な奴が死ぬぞ!?」
響君の叔父さんが言うのが聞こえる。
「俺に大切なものはない。」
響君が言う。
響君……。
そんな風になっても私は………


