「あー…お前の親父さんと昼一緒に食べてな。楽しかったよ。」
叔父さんが言う。
「親父…元気でしたか?」
俺は叔父さんに聞く。
「元気元気!お前もたまには悪魔界帰れよ?どれくらい行ってないんだ?」
叔父さんは俺に聞く。
「別に親父と会っても話す事ないし。悪魔界に行きたい理由ありませんし。」
俺は叔父さんに言う。
「寂しいやつだな。悪魔界に友達はいないし、親とも仲良くしない。それで楽しいか?」
それで楽しい?
んなわけねぇだろ。
今まで
ずっと自分の運命に苦しんで……
他の奴らみたいに人生を楽しんだ事なんてない。
楽しむのは
狩りが成功したら……
今の俺には
幸せなんかいらない……
「幸せなんていらない。」
俺は叔父さんにそう言うと部屋を出た。
俺は知らない…
本当の幸せを……。


