叔父さんは承諾してくれた。
絶対雨音を苦しめたくない。
最低だ。
離れた方が雨音を苦しめないで済むのに…
それができない…。
雨音…
ごめんな…。
こんな奴が彼氏で。
俺と出会わなかったら
今頃君は……。
「……採用!」
「……へ?」
翌日、叔父さんの紹介のバイトの面接に行った。
俺は即採用された。
バイト先はコンビニ。
「いっぱい勤務できるって言うならね。それに、君カッコイイし。」
店長が言う。
「へ?」
カッコイイ…?
「ほら、君目当てで客も集まるだろうし。」
「は、はぁ…」
顔で合格か。
ま、いいか。
いっぱい勤務できるみたいだし。
お金頑張って貯めよう。
雨音と
旅行。
俺らの最後の思い出作りに向けて…


