雨音の命を奪ってまで
生きるなんて
今の俺には絶対に無理だ。
雨音と生きたい。
それが俺の望みだ。
「どうしてあの子なのよ…?」
ルリアは俺に聞く。
「あいつは俺を変えてくれた。本当の幸せを教えてくれたんだ…。」
俺はルリアに言う。
「そんなのあたしはわからない。あたしは絶対にルークを死なせないから。あの子なんかにルークは渡したくない。」
そう冷たい瞳で言うとルリアは瞬間移動を使い、消えた。
嫌な予感…?
あいつの事かな。
だったら
俺は負けない。
雨音を絶対守る……。
「ルリア?」
「ああ。あいつの監視頼む。何か変わった様子あったら俺に伝えて。」
俺は帰ると叔父さんに言う。
「どうしたんだ?急に。」
叔父さんは俺に聞く。
「雨音を守る為なんだ。頼む。」
俺は頭を下げた。


