悪魔な彼とのヒミツな恋!?





叔父さんと話すと俺はただ部屋でぼーっとしていた。


悪魔になんか


生まれたくなかった。


みんながみんな


苦しむんだ。


親父も

マルクも


母さんも


叔父さんも


雨音も



みーんな


苦しむのかな。


俺が消えたとたん


みんなの記憶の中からも


俺が消えたらいいのに…


苦しむのは俺一人で十分だ。


もう


慣れた。


痛みには。


だけど


夢を見てわかった。


俺は


雨音だけは失いたくないという事。


雨音とずっと二人でいたい。



だから俺は……。




「…今日はごめん。早苗とカラオケ。」


「……そっか。」


翌日、学校に行くと俺は雨音を誘う。


だけど


今日までもは無理だ。


明日は

叔父さんと旅行の貯金の為のバイト選びだし。