「…違うって。」
響君は私に言う。
……へ?
「響く…」
「雨音はさ、俺の事信じてないわけ?俺は雨音が嫌がる事はしないよ。」
……あ……
「ごめん…」
私は響君に言う。
「まぁ確かに今やばかったけどさ。」
響君が笑って言う。
「え!?」
響君…
「旅行まで我慢我慢。」
響君が言う。
「う、うん。」
あー…
旅行か。
結構長いなぁ……
………って私!!
まだだめなんじゃなかったっけ。
うん、まだだめだよ…。
でも
「でも、キスは良いだろ?」
響君はそう言うと突然、私の唇を奪った。
………!?
顔がかなり熱くなる。
今日は激しい…。
響君……?
心臓の鼓動はいつもより激しい。
「…うぅ…」
キスが終わると私は下を向く。
熱いよ…響君。


