悪魔な彼とのヒミツな恋!?




「ひどいなぁ…」


「ぷっ…雨音、これもおかしいわ。」


「もう〜。」


響くーん…


「俺には写真ねぇからさ。いいな、こういうの。」


響君が言う。


……え……


「じ、じゃあ…今撮ろうよ?」


私は響君に言う。


「今?」


「これからいっぱい私と思い出作ろうよ!ね?」


私は笑って言う。


「雨音…」


「響君との写真、ないもん…」



欲しいな…。


だけど


「思い出か…。」


響君は辛い表情。


響君……?



「撮ろうよ?」


私が言うと響君は笑う。


「響君、変ガオして!」


「やだよ!」


「お願い〜!私もするから!」


「何だよそれ〜」


響君と私はデジカメや携帯で何度も写真を撮る。


“思い出”


その言葉がいつか私を苦しめるなんて知らないで……