「雨音が泣いてる夢見たからさ。俺も…」
響君が言う。
…え…
「響君…」
「すごいな、俺ら。きっと何かで繋がってんだよ。」
響君が言う。
繋がってる…。
「すごい!私達、繋がってるんだ…」
私が言うと響君は笑う。
「そうだな。」
私は知らなかった。
私と響君は悲しい運命で結ばれた二人だと。
本当は
お互い想い合ったらいけないなんて……。
「でも大丈夫だよね?夢だし。本当怖かったよね。」
私は響君に言う。
「ああ…本当に本当に恐ろしい夢だったよ。」
響君が切ない表情で言う。
響君…?
着替えると私と響君は私が作った目玉焼きとサラダとトーストを食べる。
「お、美味い。」
響君は食べると言う。
「ありがとう。」
私が言うと響君は笑う。
あー…
なんかすっごく幸せだ。
響君と結婚したみたいな…


