会いたい、会いたい…。
すると
【今、雨音の家の前。】
響君からすぐに返信が。
響君!?
瞬間移動使ったのかな…。
私は慌てて、家を出る。
今日は日曜だけど両親はいない。
パジャマだけど気にしないで…
「……響君!」
私は響君を見つけるとすぐに響君に抱きつく。
「……雨音…」
「良かった…。」
響君……。
「どうしたんだ?」
響君は私に聞く。
「こ、怖い夢見たの。響君がいなくなっちゃう夢…。」
私は響君に言う。
「……え……」
「響君、いなくならないよね…?」
私は響君を見つめ聞く。
「………ああ。」
少し間を置いて響君が言う。
「良かったぁ…」
私はさらに強く響君に抱きつく。
あの夢は
ただの悪夢。
私はそう思っていた。


