「響く…」
すると
響君は私に向けて手をかざす。
響君の手からは眩しい紫色の光。
怖い……
本当にそう思った。
響君の瞳は冷たいし…
部屋のオーラはずっと邪悪な感じだし…
本当に恐怖感を感じて…
「嫌ぁぁ!!」
私は叫ぶ。
すると
……あれ?
響君の手からは光は消える。
響君…?
「響君…?」
何……?
「今ので…分かっただろ?俺が人間じゃないって事。」
響君は私に聞く。
「……え……」
人間じゃない?
確かにさっきからおかしな事だらけだけど……
「俺は…悪魔だ。怖い目見たくなかったら帰りな。」
「へ?何言って…」
あ、悪魔?
「気分悪いんだ。帰れ。」
「あ、うん…バイバイ…」
私は仕方なく響君の家を出た。


