「ひゃあ……」
食事会に招待された雨音はびびりまくり。
悪魔界にしか生息しない怪しい生き物の料理ばかりだからだ。
見た目はもちろんグロテスク。
「こ、このスープ…く、黒い!!」
雨音は動揺。
「ルトア族はみんな大好きだぞー?あーまね!」
俺は雨音に笑って言う。
「無理無理…」
「他の奴らが怪しむぞ?飲め?」
俺は雨音に意地悪して言う。
すると
「アマネさん、食事中に悪いけどちょっといいかな?」
親父がアマネに言う。
「へ?あ、はい…」
雨音は親父と離れた。
くそ…雨音の飲む姿が見たかったのに……
………って
そんな事、言ってる場合じゃねぇ!!
俺はこっそり二人を追いかけた。
「ここか。」
俺は二人が城のある部屋に入るとその扉の前でこっそり話を聞く事にした。
親父…
雨音に何かしたら許さねぇ!!


