まさか


こんな事になるなんて…


恐ろしい悪魔界に雨音を連れて行くだなんて……


絶対


ラーゴの事はばれないようにしよう。



はぁ…


まさか


“悪魔界デート”だなんて……


しかも


叔父さん付き。



「す、すごい。出店とかあるんだ。」


雨音はびびりながら周りを見渡す。


「悪魔界で人気を得てるのはコウモリスープ。」


俺は雨音に言う。


「こ、コウモリスープ!?」


雨音はびっくり。


「コウモリの爪を煎じて入れてるスープだよ。」


俺は雨音に言う。


「へ、へぇ…」


雨音はびくびくしてる。


悪魔界には本当はもっとやばい食べ物がある。


でも


そんな事言ったら雨音は怖がるから


言わないでおこう。


びびる姿見ると俺、やばいけどな。


そこまで悪魔にはなれない。