「お、レイゼ!!」
叔父さんは目つきの悪いおじさんに声をかけてる。
「今日は危険はなさそうだな。」
響君が言う。
き、危険!?
今日は…って……
でも
こうして見ると響君って悪魔なんだなって思った。
気が付いたら黒いジャケットに着替えてる。
黒が似合うのは悪魔だから?
なんか悪魔界にぴったりな響君。
「雨音、さっきからどうした?びびってんの?」
響君は私に聞く。
「ち、ちょっとね…」
「そのマント外さなきゃ大丈夫だ。」
「うん…」
「大丈夫か?悪魔界の環境と人間界の環境は違う。辛かったら帰るぞ?」
響君が私に聞く。
「へ、平気。びっくりしただけ。せっかく来たんだからちゃんと挨拶しよう。」
私が言うと響君は私の手を握る。
「絶対離れるな。悪魔は何よりも恐ろしい生物だからな。気をつけろ。」
響君が言う。
そう言われると怖いよ…。


