彼が私を連れて来たのは……


響君の家……?


だけど


なんでだろう……


嫌な予感がする。






―――ガチャ


「おじゃまします…」


……え……


なんか


響君の家に入ってから嫌なオーラが感じる。


さっきから体がぞくぞくしてる。


「俺の部屋あそこだから待ってろ。」


「は、はぁ…」


私は響君に指定された部屋に入る。


だけど…


――ガチャ


綺麗に整理された、黒で統一された部屋。


だけど



嫌なオーラをここでも感じた。



なんなんだろう……。


霊感とかないけど何か感じる…。


………ん?



私は本棚にある不思議な本が目に入った。


“魔術入門”


“黒魔術”


そんなようなタイトルの本ばかり。


響君……


手品でもしてるのかな?


魔術って……