その後、雨音は俺の膝を枕にして爆睡。
可愛い寝顔……。
離せないよ。
雨音だけはずっとずっと。
でも
離れる運命なんだ。
「響君、バイバイ…」
駅に着くと雨音は家に帰ろうとする。
だけど
「…雨音!」
俺は雨音を呼び止める。
「……ん?」
雨音は俺を見る。
「今週の土曜…空いてる?」
「……え……」
「デートしよう?」
俺が言うと雨音は笑う。
「うん!」
「じゃあM駅に10時な?」
「了解!」
雨音はそう言うと俺に手を振り帰った。
さてと…
俺は帰ったら叔父さんにお土産渡して報告だな。
あと
ラーゴが雨音の存在に気付いたかとか聞かないと。
叔父さんは悪魔の情報をたくさん仕入れてる。
雨音を守るためには
叔父さんが頼りだ。


