「俺なんかさ、昨日彼女と一晩過ごして楽しかったよ。」
「へぇ…」
健太やるなぁ。
魔術なしに一晩二人きりとか先生に怒られるし。
「響、悪かったな。お前は鈴村といれなかっただろ?」
「あー…大丈夫。」
俺は魔術使ったしな。
でも
雨音が先に寝たからなぁ。
もし起きてたら雨音がびびろうとばりばり襲うとこだったし。
待つとか言ったけど…
悪魔の本能なのか
一度その気になるとなかなか自分を止められないからな、俺。
雨音に嫌われたくないのにな……
すると
「黒澤君、そのバンソウコウどうしたの?」
雨音の友達が俺に聞く。
あー…まだ外してなかった。
「ちょっとな。」
俺が言うと雨音は心配そうに俺を見つめる。
「響君、大丈夫?」
雨音は俺に聞く。
「大丈夫だよ。これくらい。」
俺は笑って雨音に言う。


