俺には
そんな事しかできない…。
ただ
雨音を想うだけ。
ただ
残された時間を大切にして生きるだけ。
結局
俺は雨音をベッドにお姫様抱っこして運ぶと雨音と一緒に眠った。
――翌朝。
「あー…よく寝た。」
俺は早く起きる。
雨音はまだ爆睡中。
寝顔可愛いな。
でも
雨音が起きないとつまらないから…
「雨音、起きろ。」
俺は雨音の体を揺らし起こす。
すると
「……んー…」
雨音は目覚める。
「おはよう。」
俺は笑って言う。
すると
「え!?響君!?」
雨音は俺を見てびっくりした表情。
「何びっくりしてるんだよ?」
俺は雨音に言う。
俺がいたら悪いのかよ?
びっくりしすぎ。


