どんなに嫌なことがあったとしても
朝はやってくる

それを感じた初めての朝だった


-出会い-学校

冴えない顔で学校まで歩く

冬の寒さが身体に凍みる

そのたびに身体に激痛がはしりうずくまりたくなるのを必死で抑える

教室につくと何時も話し掛けてくる奴らが私を囲んだ

入ったときから何となくは気づいていた教室の重苦しい雰囲気


意を決して口を開く

「どうしたの?椿」
椿は転校してきてその日のうちに意気投合した親友でもあった

「どうしたじゃねぇよ
椿の彼氏奪っといて…」

「よく学校これるよねぇ」

クラスのリーダー格の奴らにそう言われ顔を上げるとそこには不敵に笑う椿

涙目にはなっているがその目は私への憎悪に満ち溢れていた

どうゆう事?最初っから椿はこれを狙ってたの?


驚きやその他の負の感情が押し寄せてくる


そしてこの日から私の中の歯車はよりいっそう狂いだしたんだ