高校に慣れ、友達と夏休みに遊びに行こうという計画もたて
普通の女子高生だった私、
橘 桜(タチバナサクラ)

そんな私には親はなく親戚の家に住まわせてもらっていた


それはたまたまだったんだ

私が廊下を通ろうとした時
聞いてしまったんだ

私を引き取ったのは遺産目当てだってこと


運よくその時私は親の財産をまだ使っておらずそれを持って家を飛び出した

心に大きな傷を残して


ただただ歩き回ってついたのは
夜でも賑わう繁華街


そんなことも気にせずただ彷い歩いた

ここからが私の運命の分かれ道だったんだ