それからすぐに校庭に戻った。



「由人・・・・あの・・」


「何だよ???」


私は聞いた。



「ずぅぅっと・・・大好きだからね」


由人は微笑んで、


「俺もだよ・・・・」


って言った。



私はこの恋が叶うなんて思っていなかった。


絶対に私の片想いで終わるって。


そう思っていたんだ。



私が大切にしたいのは、由人。



あんただからね・・




キーンコーンカーンコーン・・・


まるでチャペルの鐘のように私たちを祝福してくれているような


心地よい音が胸一杯に鳴り響いた。




私は



涙を抑えて、由人に言った。




「愛は・・・永遠のものだから」



「永遠・・・・・だね」




終わりのこない。




儚いこと。



私はそれを大切にして



これからを生きていく