私には夢があった。
普通の女の子のように恋をして、好きな人に同じように想ってもらうこと。
そしていつか、自分の作ったドレスを着て愛する人のお嫁さんになること。
陽だまりのような温かい家庭を作って、お母さんになること。
どれも叶わないと思っていた夢だった。
どれも望んではいけない事だと思っていたのに…。
一つ目の願いは、出逢ってひと目で恋に落ちた事で叶えられた。
二つ目の願いは、私の誕生日に教会で叶えられる。
三つ目の願いを望むのは贅沢すぎることだと思ってたのに…。
その願いをコウノトリが運んできたのは…
それから暫くしてからだった。



