「……伝えに来たんだよ。結婚しようって…」
ダメ…。それは望んではいけない事。
―――愛しているよ、茜…。
あなたの言葉と香りが私を包み、その唇が優しく重なると身体が震えて逃げ出す事は出来なかった。
「君の愛が無い人生を生きるなんて考えられない。
可能性を信じて茜と未来を築きたいんだ」
「…あ…晃…私は…」
「茜、僕と結婚してくれるね?
君に僕の人生の全てを捧げて愛する事を誓うよ」
「…私があと一年しか生きられなくても晃はそれでいいの?」
一年…と、ハッキリした期限を聞いたとき、ピクッと一瞬だけ晃の体が硬くなった。



