最後に会った日を思い出して胸が痛んだ。
目覚めた時、私がいなかったことを晃は怒っているのだろうか。
「茜…僕は心を決めてここへ来たんだ。
君がどんなに嫌がっても、どんなに拒んでも、僕は君を手放す事なんて出来ない」
「あき…ら…。ダメ…。私は…」
ずるいよ晃。
そんな風に言われたらあなたの腕に飛び込みたくなる。
「僕の気持ちを聞いて?茜…僕は…君以外の女性を愛せない」
ズキン…
そんなこと無いよ。
晃がその気にさえなれば、どんな女性だってあなたを好きになる。
そう言いたかったのに…声にはならなかった。



