【長編】ホタルの住む森


共に生き、共に逝く…

それはどれほどの幸せだろう

命を恵む太陽の光を浴び

愛する人と目覚めキスを交わす朝

涼やかに吹く風の唄を聴きながら

愛する人と寄り添い未来を語る午後

緩やかな時を刻む月の微笑みを感じながら

愛する人と抱き合い眠る夜

幾重にも繰り返される幸せな日々

そしてやがて時が満ちたとき…

二人で静かに瞳を閉じ、この森に還ることができたなら…

それは決して叶うことのない永遠の夢